今回は、子育てママ必見、子供のある能力で15年後が決まってしまう実験と、その対策もご紹介します
子供のときのある能力を調べて、その後の10から15年後にどんな違いがあるのか調べた実験になります
その能力とはなんなのか気になると思うので、早速紹介していきます
子供のときのセルフコントロールで、その後の注意力や知能にまで影響するという実験があります
セルフコントロールとは、誘惑や衝動などを自分で注意したり、抑制したりする能力のことです
つまり、この実験は、子供のときの我慢ができるか、できないかを見た実験になります
ウォルター・ミシェル氏による有名な実験で、4歳児の目の前にマシュマロまたはオレオクッキーが入ったお皿を置き、ベルを鳴らせばいつでも食べていい
でも食べずに15分我慢できたらもう1個あげると説明して、部屋に一人っきりにして我慢できるか観察します
15分間お菓子を食べずに我慢できた子は約半数いました
そして、この実験から10~15年後に、誘惑に勝った子供と負けてしまった子供でどんな違いがあるのか実験すると
誘惑に勝った子供たちは4つの能力が高いことが分かりました
- 認知的タスクで実行制御能力が高い
- 注意力を効率的に配分する能力が高い
- 薬物など危険なものに手を出す確率が低い
- 知能テストで大幅に高い点数を示し知的能力が高い
つまり、4歳のときのセルフコントロール、我慢強い子供たちは大人になっても注意力や自分をコントロールする能力が高く、知的能力が大幅に高いということが示されたのです
確かにセルフコントロールが高ければ、勉強なども投げ出さずに頑張るということでしょうかね
もしこのくらいのお子さんがいる親御さんたちは、自分の子がどうなのか気になるかと思います
うちの子は我慢強い方じゃないかもしれないと、心配になることでしょう
でも安心してください
注意力をコントロールする練習をすれば、実行制御能力と知能テストの成績が良くなるという実験がありますので紹介いたします
オレゴン大学の実験で、注意力のコントロールを訓練すれば、知能が向上するのかを調べた実験になります
実験内容は、4歳から6歳の子供たちに5~40分間、注意力とコントロールが必要なコンピューターゲームをやってもらいます
ゲームは、ジョイスティックが付いたコントローラーを使って、正確な操作が求められ、落ちないように注意しながら進んでいくようなゲームを何種類かやってもらいました
その実験結果は、注意力を訓練するようなゲームをしてもらうと、実行制御能力が高まり、非言語知能テストの成績も向上するという結果になりました
さらに、この効果が数ヶ月間も持続するだけでなく、注意力をコントロールする能力は、自身の感情をコントロールする能力と密接に関係していることが分かりました
つまり、注意力とコントロールが必要なゲームを子供にやってもらうだけで、セルフコントロールと知能が向上するというわけですね
親御さんの中には、子供にゲームをやってほしくない人もいるかと思いますが、30分程度なら考えてもいいかもしれませんね
もしくは、テレビゲームではなく、親御さんも一緒にできるような注意力とコントロールが必要なボードゲームやスポーツなんかもいいかもしれません
効果があるか分かりませんが、ジェンガとか積み木とか、算数オリンピック委員会が作った頭が良くなるカードゲームなんかも面白いかもしれません
おもちゃを見ていたら、大人も楽しめるようなものがいくつかあったので、お子さんと一緒に遊んでみても楽しいんじゃないかなと思います
気になる方は見てみてください
頭のよくなるゲーム アルゴ ベーシック
ロックミーアルキメデス
サッカー ボードゲーム
子育てについては、僕も興味があるので、本を読み漁って科学的に良いと思った情報をシェアしますね
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