「衝撃」行動経済学者による投資にはスキルが存在しない事実

投資で増やす

行動経済学者でもあり心理学者でもあるダニエル・カーネマン氏によると

投資のプロである証券会社やファンドマネージャーたちの投資の腕前、つまり投資に何らかのスキルがあるのか調べると

投資にはスキルというものがないという結論を出したそうです

どのようにしてこの結論に至ったのか、お話していきます

ダニエル・カーネマン氏がウォール街の証券会社を訪れたとき、投資に対して疑問を持つことから話が始まりました

その疑問は「なぜこの証券会社は株を売り、別の証券会社はその株を買うのか?」

売り手は買い手の知らない情報でも知っているのかと疑問になったそうです

売り手でも買い手でも同じ情報を持っているはずだが、それでも取引が成立するのは、それぞれ意見が違うからだと予測しました

買い手は、安いから上がると考え

売り手は、高いから下がると考えていることになる

つまり、両者とも現在の株価は正しくない価格だと確信しているということです

これは矛盾していますよね

ましてや、株価というものは、市場のあらゆるデータや思惑なども全て織り込んだものが株価に反映されているので

現在の価格はきわめて正確に市場の動きを表していることをプロなら知っているはずです

さらに、投資する銘柄をサルにダーツを投げさせ選んでもらう方が利益が高いという実験があるように

投資について疑問が膨らむ一方だったといいます

カリフォルニア大学の金融工学教授であるテリー・オディーン氏は、個人投資家1万人の7年間分の取引履歴から

ある銘柄を売って別の銘柄を買ったパターンを分析しました

この投資行動は、売った銘柄の価格は高すぎると予想し、買った銘柄の価格は安いから適正価格はもっと上だと考え投資しているはずです

この投資行動が正しかったのか検証するため

売った株とその後に買った株のリターンを売買した時点から1年にもわたって追跡調査をしました

検証結果は、利益どころか損失が大きくマイナスの結果になりました

しかも、売ってしまった株は、その後に買った銘柄よりも値上がりしていたというのです

さらに、その後の調査で、平均して損失を出す個人投資家の特徴は、取引回数が多いということが分かり、取引回数が少ない個人投資家ほど利益が大きいことが判明しました

結論として

平均して個人投資家は、値上がりした株を利益確定のため売ってしまい、損失が出ている銘柄を保有し続けるため、売る銘柄を間違えていて、買う銘柄も値下がりしている安い銘柄を選んでしまうので、投資行動が間違っているという結論をオディーン氏が出しました

こうした個人投資家の判断ミスは、プロの投資家たちの餌食になるというわけですね

では、プロの投資家やファンドマネージャーたちの成績はどうなのか?

また、一貫して投資成績をあげる人物が存在するなら、なんらかの投資スキルが存在することになるため、成績に相関性があるのか調べたそうです

ファンドやファンドマネージャーたちの成績が運によるものなら、前年の成績との相関性はゼロになります

逆に、何らかの投資スキルが存在し、継続的に成績をあげていれば、相関性があるので投資スキルの存在が証明されます

確かに投資スキルや手法など、投資で勝てる方法を誰にも教えなかったとしても

彼らの実績を調べ上げれば、そのスキルや手法の存在が相関性によって分かるので、面白い調査ですよね

気になる調査結果は

ファンドやファンドマネージャーたちの成績を50年間にもわたって追跡調査してみると

ポーカーよりもサイコロ投げに近い運用成績であるという衝撃的な結果になりました

さらに

投資信託ファンドで3件に2件のファンドは、どの年においても市場全体のパフォーマンスより悪かったというのです

さらに、前年の成績との相関性は、ゼロの少し上程度で、きわめて相関性が小さいことがわかりました

つまり、サイコロを投げて出た目が良いか悪いか、みたいな運次第のゲームをやっていると、研究者の間で意見が一致したそうです

ここまでをまとめると

  • 市場全体のパフォーマンスよりも低い成績を出しているファンドが多い
  • 前年度の成績との相関性はきわめて低い

つまり、何らかの投資スキルは存在しないうえ、成績も運次第のサイコロ投げに近い成績パターンであった

ちょっと信じがたい結果ですよね

さらに、ダニエル・カーネマン氏は

プロの投資家たち25人分の8年間の投資成績を調べ、投資スキルの存在を示す相関係数があるのか調査をします

相関係数は1に近いほど相関することを示し、0に近いほど相関しないことを表します

プロの投資家25人の8年間の調査結果は、驚きの相関係数0.01だったのです

統計的に見てカーネマン氏は、ゼロではないと思うが低いだろうと予測していましたが、まさかの0.01で驚いたそうです

つまり、相関係数はゼロということで、何らかの投資スキルは存在しないということです

この事実を彼らに報告したが

誰も気にも留めず、自分たちは複雑で難しい判断をする有能なプロフェッショナルだと自信にあふれていたそうです

僕としても投資に何らかのスキルが存在するなら、学びたいと思っていたので、かなり残念ではあります

お高い投資の本も何冊か買ってしまいましたし、手法やアルゴリズムなどにも時間をかけて勉強してきました

でも確かに、必勝法みたいな方法は見つけることが出来ず、自分でプログラムを作って運用してみたりもしましたが、シミュレーション通りにはいきませんでしたね

必勝法はないと知り、プログラムにもバックテストの嘘というものがあることを知り、今回、投資に何らかのスキルは存在しないと分かりました

投資をするのは、人間なので、心理的な部分、みんなが見る視点、マクロな視点などにヒントがあるような気がします

長期投資は続けていく考えは変わらないので、様々な情報に惑わされないようにバイアスと感情を排除した投資を心掛けたいと思いました

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この記事を書いた人
しょっちゃ

可愛いわが子に親は何ができるのか?
【様々な本から子育てに役立つ情報を研究】
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脳科学や心理学の本も大好きです。

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