最貧困地域の子供たちを救う「エデュケア」から学べること

子育て

エデュケアは、エデュケーション(教育)とケア(保育)を組み合わせた言葉で、アメリカでは生後6週間から5歳までの子供たちを1日中預けられる幼稚園を提供している。

アメリカでこのエデュケアに参加している子供たちは、一般的に最貧困地域で深刻な家庭状況におかれている子供たちが多く、同年代の子供たちとあらゆる面で遅れがあるような子供たちが参加している。

研究によると、5歳までに学習到達度の差がひらき、その差は何もしなければ高校卒業まで差がある状態が続くことが多いという。

エデュケアは、この差を解消するために生後6週間という早い時期から介入していくプログラムです。

エデュケアには2つの重要な考えがあるという。

1つ目は、人生に重要な意味を与える最初の3年間を、大人との温かいやりとりを十分に提供する場所であること。

つまり、安定したアタッチメントや語彙力をエデュケアで獲得することを目指す。

2つ目は、3歳から4歳までに質の高い就学前プログラムに参加し、以下のことを学習する。

  • 文字や数字を覚える
  • 人とつきあう能力
  • 自発性や自制心といった非認知能力を育む

このエデュケアの効果というと、1歳より前に参加した子供たちは、基礎的な知識や言葉の理解において国内の平均に追いついた。

読解力で州が定める到達度の基準点は85点なのに対し、エデュケアに2年以上参加した子供たちは110点を超える読解力を身に着けていた。

その他にも、アタッチメント、自発性や自制心といった非認知能力も他の子供たちに追いついていた。

現在このエデュケアは、長期のランダム化比較試験の最中で、完了すれば決定的な証明になるようです。

エデュケアから学べることは、やはり最初の3年間は重要で、温かいやりとりで安定したアタッチメントと多くの語りかけで語彙力を育むこと。

3歳以降は、基本的な読み書きや数字を教えながら、社会性や非認知能力を育てることをやってあげるといいということかな。

日本でもポピンズというところが独自のエデュケアプログラムを提供しているみたいなので、気になる方は見てみて。

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参考文献

ポール・タフ (2017)『私たちは子どもに何ができるのか――非認知能力を育み、格差に挑む』英治出版

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