計画する「ごっこ遊び」が脳を鍛える!子どもとの遊び方

子育て

「ごっこ遊び」とは「おままごと」みたいにそれぞれ役があり、演じる遊びのことです。

この「ごっこ遊び」をメインに、脳の実行機能を強化する目的で作られた「ツールズ・オブ・ザ・マインド」という早期教育プログラムがあります。

これはアメリカの幼稚園や保育園で取り入れられたプログラムで、脳の実行機能が向上することから注目されています。

「ツールズ・オブ・ザ・マインド」から家庭でできる子どもとの遊び方のヒントを紹介しようと思います。

「ツールズ・オブ・ザ・マインド」の効果

「ツールズ・オブ・ザ・マインド」に参加した子供たちは、参加しなかった子どもと比べ、実行機能のテストで30%~100%も成績が高かったという結果があります。

具体的には

  • 創造性が高い(モノの様々な使い方に3倍のアイデアを思いつく)
  • 語彙力が高い
  • 問題解決能力が高い
  • 社交的
  • ストレスが少ない

「ツールズ・オブ・ザ・マインド」の教育プログラムには、遊びの中にセルフコントロールを向上させたり、予習や計画を組んだり、絵と文字を書いたりすることを取り入れています。

つまり、かなり高度なことを他の子どもたちと一緒に学び、ルールから脱線する子がいたら他の子どもが気づき教えてあげたりします。

関心したのは、大人が注意したり指示を出したりするのではなく、子どもたちが自ら行動するようになっていた点には感心しました。

では、どんな遊びをしていたのか簡単に紹介していきます。

「脳を鍛える」子どもとの遊び方3選

「ツールズ・オブ・ザ・マインド」のプログラムから家庭で出来る遊び方を3つ紹介してみようと思います。

プレイ・プラン(ごっこ遊び)

ただのごっこ遊びではなく、事前にしっかりとした計画や小道具などを作り、どちらかというと演劇に近いことをやります。

全体を通して大人はサポート役に徹して、子どもたちに決めてもらうことを優先します。

1.ごっこ遊びの対象について学ぶ

ごっこ遊びで何を演じるのか決めたら、その対象について勉強することから始めます。

例えば、お医者さんごっこをする場合

  • どんな人が働いているのか?
  • それぞれの役割は?
  • 仕事内容は?
  • 患者さんの行動は?
  • どんな道具を使うのか?

どんなやり取りがあって、どんな場所や道具があるのか、など具体的に学ぶことから始めます。

2.ごっこ遊びの舞台や小道具を作る

単純にレジャーシートとおままごとセットがあるだけのごっこ遊びではなく、しっかりと舞台や小道具を作って、具体的に場面を再現することが重要です。

お医者さんごっこの場合

  • 患者さんの家
  • 受付
  • 待合室
  • 診察室
  • それぞれの場面に必要な小道具

小道具は、紐やダンボール、毛布やイスなど家にあるものでいいので創造性を働かして作ってみる

3.子どもにどの役がしたいのか決めてもらう

子どもたちに、どの役がしたいのか決めてもらいます。

決まらない場合は、大人が補助に回る

4.プレイプラン(台本)を作成する

紙と色鉛筆・クレヨンなどを用意して、自分が演じる役の姿を描いてもらう。

その絵に1で学んだことを参考に、自分で何をするのか決めて文章にします。

大人は文字を教えたりして、あくまでもサポートに徹する。

重要なのは、子どもが自分で選択するということ

5.ごっこ遊びを始める

時間を決めて、プレイプランの役を演じます。

ごっこ遊びをする際に「時間が来たら音楽が流れるからお片付けを始めてね」と伝える。

ごっこ遊びから気がそれてしまったら「プレイプランにはなんて書いてあったかな?」と直接指示を与えるのではなく、気づきを与える。

6.お片付けのBGMを流す

お片付けのBGMを流し、ごっこ遊びをやめてお片付けを始めます。

このとき「お片付けを始めましょう」と指示はしない。

気が付かない場合は「音楽が流れたら何をするんだったかな?」と気づきを与える。

ザ・フリーズゲーム

ザ・フリーズゲームは、音楽が流れているときは動き、音楽が止まったら動きを止める遊びになります。

音楽が流れている間、子どもたちに図形や模様、星などの絵を描いてもらう。

音楽が止まったら、お絵かきを止める。これを繰り返す

日本でいう「だるまさんがころんだ」や「椅子取りゲーム」ですね。

自宅でも取り入れやすいのでやってみてくださいね。

バディーリーディング

バディーリーディングは、口と耳の絵を使って、聞き役と話し役を訓練する遊びになります。

まず、紙に耳の絵と口の絵をそれぞれ別の紙に書きます。

子どもと向かい合って座り、聞き役・話し役を決め、聞き役には耳の絵を話し役には口の絵を持ってもらいます。

話し役の人は、今日の出来事や今思っていることなど話します。

聞き役の人は、じっと耳になったつもりで話を聞き、最後に1つ質問します。

話し役と聞き役を交代します。

まとめ

脳の実行機能を強化する「ツールズ・オブ・ザ・マインド」の取り組みはルールや計画のもとに行動するセルフコントロールを高める遊びが多いです。

意外と学べたのが、親が子どもの行動・できる範囲の枠組みを決めつけないことだと思いました。

普段の遊びの参考にしてみてくださいね。

参考文献

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