思春期だったころの自分に教えてあげたかったことが、今となってはいくつもあるのだが、そのうちの1つが認知行動療法です。
思春期の時期は、人生の中でも最も問題を抱えやすい時期なのだが、これは脳の発達に問題がある。
衝動的行動を抑制するのは「前頭前皮質」だが成熟するのは20代後半と言われている。
感情と報酬感を司る「大脳辺縁系」は、思春期にホルモン量が増えて成熟が促される。
つまり、10代の若者たちの脳は、感情を司る「大脳辺縁系」が先に発達してしまい、衝動を抑制する「前頭前皮質」が未熟な状態であるため問題を起こしやすくなっている。
こういう思春期の時期に、自分が知っておきたかった1つが認知行動療法で、自分の子どもが思春期に差し掛かる時期には教えてあげたいと思っている。
認知行動療法は、メタ認知と呼ばれるもので、簡単にいうと「思考についての思考」のことである。
この認知行動療法を子供に教える最適な時期というものもあるみたいだ。
ペンシルベニア大学心理学部教授のマーティン・セリグマン氏によると、悲観主義の子供を楽観主義に変えるのに最適な時期は「思春期よりも前でメタ認知ができる程度に成長したころ」だそうだ。
もちろん思春期が過ぎた後でも、大人になってからでも認知行動療法は科学的に効果があることが証明されているので、いつ使ってもいいと思うが、そのために使い方は先に知っておいてもいいかもです。
ただ問題なのが、認知行動療法といってもいろんな種類があることと、自分でやる場合に解釈を間違えたりして難しくなることも考えられます。
なので、専門家に頼るのが最適だと思いますが、心の問題を他人に話したくない場合もあるかもなんで、認知行動療法の本を1,2冊持っておいてもいいんじゃないかなと思います。
下記におすすめの本を紹介しておきます。
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