人生において「自分の弱み」を治すより「自分の強み」を伸ばす方がはるかに良いことがわかっています。
強みには、スキルや才能といった強みもありますが、ここでは「性格の強み」について話をしていきます。
この性格の強みは、ポジティブ心理学の第一人者であるマーティン・セリグマンとクリストファー・ピーターソンによって24項目に分類された「VIAテスト」で自分の性格の強みを知ることが出来ます。
下記URLから無料でテストすることができます。
この24項目ある性格の強みを教育の現場、つまり学校に取り入れるには多すぎて難しかったそうだ。
そこで、人生の満足度や達成度と重要なかかわりがある7つの強みを割り出した。
- やり抜く力
- 自制心
- 意欲
- 社会的知性
- 感謝
- オプティミズム(楽観主義、幸福へ努力する姿勢)
- 好奇心
たしかにこれなら学校側は取り入れやすいですし、教えてほしいですね。
なんか最近、日本で昔あった道徳の授業が復活したみたいですが、個人的には道徳心を養う授業よりも、ちゃんと科学的な根拠があり、どんな効果があるのか、それに基づく学習方法など教えて欲しかったとつくづく思います。
アメリカでも学校で道徳の授業みたいな性格教育のプログラムがあるが、どれも漠然とした表面的なもので、このプログラムの効果を調査したところ、ほとんど効果がないことがわかった。
国立教育研究センター(NCER)が2010年に実施した調査では、小学校で普及率の高い7つの性格教育プログラムを3年間調査したところ、児童の行動面や成績、校風に関してもプログラムの効果が見られなかった。という結果でした。
道徳の授業で問題になるのが「誰の価値観なのか?」「誰の倫理観なのか?」という価値判断の問題があるのに対し、性格の強みはこうした価値判断の問題がないので是非とも家族みんなでVIAテストを受けてみてほしい。
自分の「性格の強み」上位5つの強みがわかったら、こんな感じで使ってみてほしい。
人生の満足度や達成度と重要なかかわりがある7つの強みについては
以上です。
また「性格の強み」については別の記事で紹介しようと思います。
「参考文献」
ポール・タフ (2013) 『成功する子 失敗する子――何が「その後の人生」を決めるのか』英治出版
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